【埋没法の抜糸後に腫れや傷跡、後遺症はあるの?腫れを早く引かせる方法は?】
勇気を出して受けた埋没法も、残念ながら必ず理想通りにいくとは限りません。
思い通りの二重にならなかったり、まぶたが開けにくくなったり、痛みが出たりと、トラブルが起こって不安になってしまうこともあります。
そうなると、もういっそ抜糸をしてしまいたいところですが抜糸をするのも不安がつきまといます。
腫れは酷くならないか、傷跡は残らないだろうか、後遺症は出ないだろうか、、、。
今回は埋没法の抜糸後に起こる腫れ、傷跡、後遺症の可能性と、その対策をご紹介していきます。
また、腫れを早く引かせる方法についてもご紹介していきたいと思います。
Contents
埋没法の抜糸後に起こる後遺症は?
埋没法の抜糸後に一番気になる後遺症は、腫れと傷跡です。
抜糸後にどのような変化があるのでしょうか。
1)抜糸後の腫れについて
埋没法をするときにも腫れますが、抜糸のときにも同じように腫れが出ます。
特に古い埋没法の糸を抜糸するときには、医師が糸を探すためにまぶたの中を探ったり、大きな切り口を作ることがあります。
そうすると、腫れも酷くなってしまいます。
しかし、まだ埋没法をしたばかりの場合は、糸も見えやすくほとんど傷をつけずに抜糸することができますので、埋没法をしたときほど腫れることはないでしょう。
2)抜糸の傷跡について
これも、医師がすぐに埋没法の糸を見つけることができたかどうかによって大きく結果が左右されます。
埋没法の糸の場所がすぐに分かった場合は抜いた場所が少し赤くなる程度で済みますが、糸がなかなか見つからなかった場合、酷いときは部分切開と同じくらいの大きさの傷ができる可能性もあるのです。
すぐに糸が見つかった場合は2~3日で抜糸後の傷跡がほぼ分からなくなるのに対し、大きく傷を作った場合は2~3週間ほど腫れが引かないこともあります。
埋没法の抜糸後の腫れや傷跡、後遺症を防ぐための注意点
抜糸はしたいけれど、できれば腫れや傷跡、後遺症は防ぎたいですよね。
埋没法の抜糸のトラブルを防ぐためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
1)埋没法をしてもらった医師に抜糸してもらう
トラブルを引き起こした張本人でもある医師に抜糸を依頼するというのは不安もあり、埋没法の腕がいいと言われる医師に抜糸をお願いしてしまうケースも多くあります。
しかし抜糸に関していえば、自分の埋没法をしてもらった同じ医師に依頼するほうが腫れや傷跡、後遺症の可能性が低くなります。
なぜなら、その医師が一番、埋没法の糸がまぶたのどこに、どのように結ばれているかを知っているからです。
一言で埋没法といっても、医院や医師によって細かく埋没法の手法は変わってきます。
糸を埋める場所、深さ、結びかた、結ぶ強さなどが手法によって違うのはもちろん、医師ごとの癖もあります。
そのため違う医師が抜糸するとなると、その医師の埋没法のやり方から考えられる場所から探していくことになり、当たりが悪いと大きな傷ができる原因となってしまうのです。
2)埋没法の抜糸経験の豊富な医師にお願いする
それでもやはり、トラブルを起こした埋没法をした医師にお願いするのは心配、という方は埋没法の経験ではなく、抜糸の経験が豊富な医師を当たりましょう。
多くの抜糸を経験することによって、まぶたの状態から埋没法の糸がどこに、どのように結ばれているのかの予想が当たりやすくなるのです。
中には埋没法を受けて数年以上も経った埋没法の糸を、いとも簡単に抜糸してくれる医師もいます。
埋没法の抜糸が得意な医師は、医院のHPなどにも抜糸の症例を多く載せています。
必ず埋没法の抜糸を依頼する前に、その医師の症例をチェックするようにしましょう。
3)まぶたを冷やして、埋没法の抜糸後の腫れを抑える
埋没法をした後と同じで、抜糸の後もしっかりとまぶたを冷やしましょう。
冷やすだけでなく、お風呂や運動など、血行が良くなることも避けたほうがより安心です。
4)埋没法の抜糸後の傷跡が塞がってきたら、保湿する
まぶたが乾燥していると、埋没法の抜糸後の傷跡が治りにくく、酷いとケロイド状になってしまうこともあります。
傷跡が塞がったら、こまめな保湿を心掛けましょう。
ただ、抜糸後の傷が完全に治っていないのに保湿してしまうと膿んでしまう可能性もあります。
必ず完全に傷が塞がり、乾燥していることを確認してから保湿しましょう。
医師選びは慎重に!
ただでさえ埋没法のトラブルで弱っている中、抜糸をするのは勇気が必要ですし、不安も大きいものです。
埋没法の抜糸後の腫れや傷跡、後遺症が起こるかは、何よりも医師選びによるところが大きいもの。
埋没法をしてもらった医師か、もしくは抜糸経験の豊富な医師にお願いするのが、抜糸後の腫れや傷跡、後遺症を避けるためには安心です。
埋没法後の腫れを早く引かせる方法は?
また、埋没法をしたものの、腫れが思ったよりもひどくて心配になる人が多いです。
腫れがひどいときは外にも出づらいし、人にも会うのも怖いし困りますよね。
埋没法後の腫れは早く引かせることができるのでしょうか。
あっという間に完全に腫れを引かせる、ということはできませんが、
・これ以上悪化させない
・腫れが引くスピードを速める
ことはできます。
続いて、その方法についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください!
埋没法の腫れが起こる原因
そもそも腫れはどうして起こるのでしょうか。
埋没法をすると、まぶたに注射をしたり、針で糸を通したりします。
つまりまぶたに『傷』をつけるわけです。
すると体がその傷を治そうと、炎症反応を起こします。
炎症反応によって発生した物質が、炎症部分に水分を集めてしまうのです。
その水分によって埋没法後のまぶたが腫れた状態になってしまいます。
埋没法後の腫れを早く引かせる方法
炎症反応によって水分が集まった状態が『腫れ』ですので、腫れを早く引かせるためにはまずは炎症を抑えなければいけません。
では、どのように炎症を抑えるのでしょうか。
・病院で炎症を抑える薬をもらう
・まぶたを冷やす
の2つの方法があります。
できれば病院で薬をもらい、そのうえで冷やすことが一番ですが、病院によってはもらえないところもあります。
その場合、自分でしっかりと冷やすことで対策しましょう。
まぶたを冷やすことで、血流が減り、腫れをひどくする炎症物質の発生を抑えることができるのです。
ただ、傷ができてから(埋没法をしてから)の経過時間によって対処方法を変える必要があります。
対応するタイミングを間違うと、悪化させてしまうこともありますので気をつけましょう。
それでは、埋没法後の腫れを早く引かせる方法について、3つそれぞれご紹介していきたいと思います。
1)埋没法の直後2~3時間はとにかく冷やす
埋没法を行った直後にしっかりと冷やすことで、その後の腫れをかなり抑えることができます。
血管を収縮させることで血流を減らし、初期の炎症をできるだけ抑えます。
そうすることで、まぶたに集まってくる水分を減らすことができるのです。
2)埋没法後~3日ほどは、血行がよくなることはしない
埋没法の直後と同じく、血行をよくなると腫れがひどくなります。
まぶたの血行をよくなることは避け、次のことに気をつけましょう。
・お風呂には浸からない
体が温まることで、血行がよくなってしまいます。
3日ほどはシャワーで我慢しましょう。
・寝るときには枕をかなり高くする
体を横にすると、頭の位置が心臓と同じ高さになります。
そうすると、頭にも血が巡りやすくなり、まぶたの血行もよくなってしまうのです。
枕だけを高くすると首を痛める原因にもなりますので、毛布やクッションを利用し、胸のあたりから緩い傾斜をつけて寝るようにしましょう。
・お酒は飲まない
お酒を飲むと、顔が赤くなったり体がぽかぽかしたりしますよね。
あれはアルコールによって血行がよくなっているために起こります。
3日ほどはお酒は控えましょう。
・スポーツや汗をかくような運動はしない
スポーツが血行をよくするのはもちろんですが、ウォーキングなどの緩い運動でも汗ばむほどやってしまうと血行がよくなってしまいます。
なるべく体を動かさず、のんびりと過ごすようにしましょう。
3)埋没法後4日目以降は、血行をよくする
腫れを引かせたいために、ついいつまでも冷やしてしまいがちなのですが、実は炎症が静まったら、今度は温めるほうが腫れは早く引きます。
腫れを早く引かせるためには、まぶたに集まった水分などの老廃物を流す必要があるのです。
そのためにはまぶたを適度に温めて、血行をよくしたほうが早く腫れを引かせることができます。
まとめ
埋没法後には多かれ少なかれ腫れが出てしまうもの。
腫れがひどいときは「失敗してしまったかも…」と心配になりますが、埋没法の完成は1ヶ月はかかります。
遅くても1週間ほどで腫れはほぼ引きますが、今回ご紹介した対処方法で腫れを早く引かせることができますので、ぜひお試しください。