手汗が多い…。
手汗が多くて悩んでいる人は少なくありません。
他の部分は多くないのに、手ばかりやたらと汗をかく…。
恋人と手をつなぐときや、握手をするとき、大事な書類を触るときなどすごく気を使うし意外と気になりますよね。
そこで今回は、手汗についていろいろと調べてきました!
手汗が多いのは病気?
手に限らず、暑さや寒さにかかわらず汗をいっぱいかいてしまう病気は「多汗症」と言われます。
中でも、手の平にたくさん汗をかいてしまうものを「手掌多汗症」といいます。
病気かどうかは程度や遺伝によりますので、
さっそくあなたの手汗が病気なのかそうではないのかをチェックしてみましょう。
あなたの手汗は病気?自己診断チェック表
◻︎左右両手とも同じ程度の量の汗をかく
◻︎週に1回以上、手の平に大量の汗をかく
◻︎家族や親戚など、身内に多汗症の人がいる
◻︎︎起きている時に手汗をかく。就寝中はない。
︎◻︎20代前半に初めて症状が出た
◻︎手汗のせいで日常生活に支障がでる
以上に2項目以上当てはまった方は、多汗症の可能性があります。
多汗症の中でも重症度によって三段階評価があります。
- 軽症
湿っている程度で、見た目にはわかりにくい。 - 中症
目で見てハッキリわかるほどに濡れている。
水滴が浮かぶ程度で、流れるほどではない。 - 重症
汗が滴り落ちる。
あなたはどうでしたか?
それでは、次に手掌多汗症の原因を見ていきましょう。
多い手汗の原因は?
手掌多汗症にとどまらず多汗症全般は、緊張した時や驚いた時などの精神性発汗による異常です。
少し前までは、緊張しやすい人が人前に立ったり、初対面の人と対話をしたり、緊張するような場面で症状がでるものだと思われていました。
しかし実際のところは、多汗症の人は家などでリラックスして過ごしているような場合でも発汗してしまいます。
これは肉体の興奮状態を制御してくれる「交感神経」が過敏なせい。
多汗症の人は朝起きた瞬間から交感神経が活発に働きすぎるので、それが要因で汗をかいてしまうのです。
多汗症は精神性・神経性の要因であることが大半ですが、
直接的にこれらが原因ではなく、他の病気によって多汗になることもあります。
- 褐色細胞腫
褐色細胞腫は、アドレナリン、ノルアドレナリンが異常に分泌されて、高血圧になってしまう自律神経系の病気です。それに伴い多汗や動悸、頭痛などの症状がでてしまう場合があります。 - 甲状腺機能亢進症
亢進症は甲状腺ホルモンが過剰分泌されるせいで、リラックスしていても脈拍が速くなったり、動悸がしたりして、多汗になってしまうことがあります。
上記のように、精神性・神経性要因ではない場合もあります。更年期障害なども有名です。
おかしいなと思ったら、できるだけ早くお医者さんにかかりましょう。
多い手汗の改善策
多汗の原因の一つは交感神経が過敏なことによるものだとお伝えしました。
つまり多汗を改善するには、交感神経の働きをなだめるようなことを行えばいいということ。
その方法をいくつかご紹介します。
- 入浴する
ぬるめのお湯にゆっくり浸かってリラックスしましょう。シャワーだけで済ませたりせず、体の芯まであたたまることが重要です。 - 大豆イソフラボンを摂取する
イソフラボンには発汗を抑える作用が。牛乳より豆乳を飲んだり、納豆を食卓に加えてみては。 - ハーブティーを飲む
交感神経の働きをおさえリラックスさせてくれるカモミールティーなどのハーブティーを飲む。 - カフェインを控える
カフェインには交感神経を活発にさせる効果があります。
最後に
いかがでしたか?
病気ではなかったという人も、やはり手汗の多さが気になるようであれば、
是非以上の改善策を取り入れてみてくださいね。