手汗は緊張したり、不安になったりと極度なストレスがかかった時に出ます。
リラックスしようと考えるも、手汗をかいた自分にあせり、余計に汗が出続けるといったケースも少なくはありません。
そこで外出先で手軽に手汗を抑える方法としてミョウバン水が手汗に良いと聞きました。
手のひらに塗布するだけです。それだけで汗の出る量を抑えることができるんです!
では、ミョウバンとはいった何?
ミョウバンとは天然の鉱物です。近世まで大分県の別府・明礬(みょうばん)温泉一体が屈指の採掘場でしたが、現在では食塩のように工場で作られるのがほとんどです。
漬物などの食品から防臭制汗商品、皮製品の加工など様々なものに使われているようです。
天然のミョウバンは白礬(はくばん)とも呼ばれ、その収斂作用、殺菌作用から、洗眼、含嗽に用いられています。
入手先はスーパーなどで簡単に手に入ります。(漬物の素などが売っているあたりでよく見かけます。)
ミョウバン水がなぜ手汗に効くのか?
ミョウバンはたんぱく質を変性させて肌を引き締める効果を持っています。結果的にそれが汗を出しにくくして汗が止まるということ。デオドラントなどがなかった古代ローマ時代から使われているといわれています。
ミョウバンはたんぱく質を変性させて肌を引き締める効果を持っているので、その作用が働、汗を出しにくくして汗が止まるということなんです。
よって脇汗が気になる方にもおすすめですね!
みょうばんは水に溶けると酸性になり、気になる匂いなどの原因菌となる雑菌を分解し、雑菌の繁殖を抑えてくれます。
実際にミョウバン水を作ってみましょう!
<用意するもの>
・ミョウバン 15~20g(大さじ2弱程度)
・水 500ml(水道水)
・500mlのペットボトルのカラ容器
ペットボトルにミョウバンを入れた容器に水500mlを入れ、よくかき混ぜます。くるくると回すようにして底にたまっているミョウバンもよくとけるように混ぜ合わせてください。
そのまま冷暗所で3日ほど放置して、液体が透明になればミョウバン水の完成です。
ミョウバン水は作ると最初は白い浮遊物があったり、白く白濁していますが、徐々にみょうばんが溶けて無色透明になります。
*ミネラルウォーターや精製水は塩素が入っていないため、腐敗が早まってしまいますので水道水が良いです。
洗濯の際にも使えるので、大量に作りたいときは水1.5mlに対して、ミョウバンは50gで作ってください。
同様によく溶かして無色透明になってから使用を開始してください。
いずれのミョウバン水も大量の作り置きは避け、1か月以内に使えるような量を作りましょう。
外出時などはスプレー式のミニボトルに入れ替えておくと、カバンにも入れやすく、使いやすいと思います。
また、お肌が敏感な人はミョウバン水の濃度を下げて作るとよいでしょう。