手汗が多いと、触れた物が濡れてしまったり、人に物を渡すのをためらったり、もちろん人に触れられる事が恥ずかしかったりしますよね。
どうにか手汗をかかなくする方法はないものかと思う人も多いのではないでしょうか。
手汗をかかなくする方法は存在する!
手っ取り早く、手汗をかかなくする方法は存在します。
これは「胸腔鏡下交感神経節遮断術」という内視鏡手術を受けること。
手のひらの汗腺に汗の分泌を促しているのは背骨の近くにある第2、第3胸部交感神経なので、この部位を手術をすればほぼ完治するでしょう。
ただし、コストの面や精神的不安な事を思えば、まずは試しで手軽に試せる方法はないだろうかと思う所です。(手術。正直怖いですよね。)
手汗は「精神性発汗」という緊張した時に出る汗がでやすいことです。精神性発汗は、気持ちが落ち着けば自然と汗はひいていきます。しかし、手汗が出たことを気にしすぎるがゆえに、緊張状態が続き、交感神経が余計に刺激され汗がなかなか引かないといったケースに陥りがちです。
交感神経を休めることがポイント。
<交感神経と副交感神経の関係>
交感神経と副交感神経という正反対のはたらきをする2つの神経から成り立っているのが自律神経。2つがバランスよくはたらくことで、健康を維持しています。
• 交感神経・・・活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時にはたらく
• 副交感神経・・・休息している時、リラックスしている時、眠っている時にはたらく
この2つの神経は、シーソーのように交互にはたらきます。交感神経がはたらいている時は、副交感神経はお休み。副交感神経がはたらいている時は、交感神経はお休み。
昼間は交感神経がはたらいて、活動しやすい状態にする。夜間は副交感神経がはたらいて、昼間の活動での疲労やダメージを回復する。この2本立てで、健康を維持できるしくみとなっています。
交感神経を休めるには
上記でも分かるように体がリラックスしていると副交感神経が働いている様子です。主にリラックスしている時、眠っている時、体を回復している時で主に、夜の睡眠中、入浴時、食事をしている時です。筋肉がゆるんで血管がひろがるので、栄養・酸素・体温が全身にいきわたり、体の修復がおこなわれます。
瞑想
瞑想とは、思考をストップさせること。この一言に尽きます。つまり、考えないようにすることです。自然とリラックス状態にしてくれます。
座禅
姿勢を正して坐った状態で精神統一を行います。禅の基本的な修行法。精神医療的効果や禅定における集中力や不動心や忍耐力の養成の効用面が広く知られ、企業研修などに活かされている
腹式呼吸
腹式呼吸は消化器官にある神経叢を刺激します。その刺激が副交感神経を刺激して気分を落ち着けます。又、全身に新鮮な酸素を供給することで神経を落ち着けます。血液の流れが良くなり、血圧の上昇を防ぎ、細胞が活性化して、新陳代謝を助ける上、自律神経を安定させ、緊張や不安をしずめて心の安定をはかります。