手汗は遺伝?
なにかと困ることの多い、手の多汗。
時には人と接するときにも影響を及ぼしますし、深刻な悩みにもなりうることですよね。
だけど自分の親もそうだから…、遺伝だから…とあきらめていませんか?
実際のところ手汗は遺伝するのでしょうか?調べてきました。
手汗は遺伝しない?
実は、手汗自体が遺伝することは少ないのです。
しかし実際、親子そろって手汗が多いということはよくありますよね。
こういったことの原因は、体質の遺伝ではなく性格的な遺伝であることが考えられています。
普遍的に、発汗の原因の大部分は精神性のものであり、緊張感や不安感などが手汗とあって表れているからです。
人前が苦手だったり、緊張しやすかったり、すぐに焦ってしまったり…
実のところ、これらのような性格が遺伝していることにより、
親子そろって手にたくさん汗をかいてしまう理由になっているんですね。
また、汗腺の数が遺伝する場合もあるようです。
手汗の直接的な原因はすでに書いたように精神性・緊張性のものが大半を占めるのですが、
汗腺が普通より多いことにより汗の量が多くなってしまっているというケースもあります。
どちらにせよ、緊張しやすい性格が大きな原因の一つとなっていることは間違いありません。
しかし、対策としてリラックスする方法や手の多汗に効果的な制汗方法はたくさんあります。
心配する必要はありませんよ。
手掌多汗症の場合
ちなみに、単に手汗が多いのではなく
手掌多汗症と診断されている方の場合はこれに限りません。
手掌多汗症の原因のひとつが「遺伝」だからです。
たとえば、両親のどちらかが「精神性でなく交感神経が活発すぎるがために起こっている多汗体質」の場合、
子供も同じように汗をかきやすい体質になる可能性があります。
両親が汗かきでなくても、家系に汗かきの人がいれば遺伝することはあります。
このような手掌多汗症の遺伝について、ある大学の研究チームが科学的に検証を行った報告があります。
その報告によれば、DNAの中に手掌多汗症の疾患遺伝子が存在し、遺伝する可能性はあると結論づけています。
とはいえ、現段階ではまだまだ明らかになっていない事柄が多いのが事実で、
「どのくらいの確率で遺伝するか」についても何とも言えません。
遺伝かどうかはあまり気にしない方が良いと言えるでしょう。
手汗を抑える方法
手汗を抑える方法はいくつかあります。
リラックスすることで副交感神経に働きかけ根本的に手汗をひかせることもできますし、
制汗効果のあるアイテムをつかって外部から抑制することもできます。
副交感神経に働きかけ、リラックスさせる方法
- ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる
- カモミールティーやホットミルクを飲む
- 大豆イソフラボンを摂取する
- 腹式呼吸で深く呼吸する
制汗効果のあるアイテム
- 塩化アルミニウム水溶液
- 小指湿布
などなど…方法はあります。
とくにアイテムを使用することは一時的でも即効性がありますので、
気になれば調べて試してみてくださいね。
最後に
いかがでしたか?
手汗が多いとペタペタして不快ですし、落ち着きませんよね。
なるべく手汗を気にしないで生活できるよう、対策法を色々と調べて用意しておくとよいですね。